STORY

Vol.05 天守閣争奪戦~ボクらの秘密基地~

【改築】湿気と寒さで大変だったわが家が、「友達に自慢できる家」になった物語

2016年に大改築をされたN様邸です。
N様ご家族は、ご夫婦と中学2年生のご長男を筆頭に2男2女の4人兄弟。あわせて6人家族です。元気で明るい子ども達が、家の中をパッと照らしているような幸せエネルギーいっぱいのご家族です。

湿気と寒さで、大変な毎日!

N様邸は、もともとは中古住宅として購入された家でした。しかし、「湿気」と「寒さ」がひどく、毎日の生活がとても大変な状態だったそう。例えば、湿気は1階だけでなく2階にまで広がり、(2階の)押し入れの布団がカビるほど。なので、「押し入れにモノを仕舞っておくことができなかった」そうです。また、畳もカビるし、もちろん窓には結露もできる。部屋の中はいつもじめじめとしていて、洗濯物を家の中に干しても、ぜんぜん乾かない。その上、湿気のせいで、家の中に虫が発生することもしばしば。「快適」とはほど遠い環境だったそうです。

また、寒さもひどかったと。冬の朝、1階のリビングに行くと、「外よりも寒いんじゃないか!」と思うくらいの気温で、「もう“試練”のような毎日」だったそうです。

改築を決断した理由

「これ以上我慢できない!」が、改築を決断した理由。

この湿気と寒さはこれ以上我慢できないと、思い切って改築を決断されました。また、ご長男に少し喘息のような症状が出たことも、改築を決断する大きな理由だったと。湿気が良くないのではないかと。
– どうして里やま工房さんだったのですか?

奥様が、「この感じ、いいなぁ~」と感じていたからだと。

もともとは、「今風のメルヘンチックなお家がいいなぁ~、と思っていたんです」とは、奥様。でも、ご主人から「木の家がいいよ」、「住んでいくうちに、柱や床に味が出てくるよ」といった言葉に、少しずつ「木の家」を意識するようになったと。

そんな時、里やま工房の完成見学会に行って、「この感じ、いいなぁ~!」と。それで、「木の家」、「里やま工房の家」に決めたそうです。

– 改築にあたって、どんなことを希望されたのですか?

「とにかく湿気と寒さを解消したい。」
これが第一だったそうです。

そして、「温もりがあり、暖かい家。家族が楽しく暮らせる家がいい」と。

このインタビューは、リビングでお伺いしたのですが、木に囲まれたキッチン・ダイニング・リビングの空間は「温もりがあり、とっても暖かい家」といった雰囲気に包まれていました。もちろん、「湿気」や「寒さ」はすべて解決したそうです。やっぱり「自然の木」は、とても優しくて、居心地のいい空間を造ってくれます。子ども達の感性も育んでくれるんじゃないかと、思えるくらいです。

– 改築後の暮らしは、どうですか?

「子ども達が、友達を呼べる家になった」と。

改築前は、古い家だったし、破れた襖に紙を貼って補修していたりしたので、子ども達は友達をなかなか呼びづらかったみたいですと。だから、いつも遊びに行くばっかりで、友達が来ることはなかったそうです。

新しい家になってからは、子ども達が「うちに来る?」と友達をよく呼んでいるそうです。「“自慢できるわが家”になったみたいです」と、奥様から。

主人のお友達も、よく来られるようになったとか。
ご主人は、月に1回ほどの頻度で、仲のいいお友達と飲み会をされるそうです。それまではいつも、他のお友達の家が「会場」だったのですが、改築してからはいつもN様邸が「会場」になるそうです。「場所、どこにする?」というと、「Nさんのところがいいよ!」と即決になるそうで、訪れるお友達も「居心地がいい」ようです。

奥様は、「子ども達と向き合える時間が増えた」と。LDKはワンルームになっていて、キッチンの横に直ぐダイニング。そして、そのすぐ隣がリビングになっています。学校から帰ってきた子ども達は、リビング・ダイニングに集まってくるのが日常。キッチンにいる奥様と、リビング・ダイニングにいる子ども達が同じ空間で過ごすことができます。なので、自然に会話も増えます。また、キッチンから子ども達の様子が全部見えるので、「とても安心」だと、奥様。

 

N様宅におじゃました時に、子ども達が玄関まで出迎えに来てくれました。元気で、とっても明るいお子様達でした。リビングで取材をしている最中も、兄弟3人(一番上のお兄ちゃんは、部活で外出中)直ぐ隣のダイニング・テーブルに座って、取材の様子を見ていてくれました。兄弟が仲良しなのはもちろん、パパやママともとっても仲がいいのがよく伝わってきました。「日頃から、家族でたくさんの会話があるんだろうなぁ~」と感じるN様ご家族でした。

– お気に入りの場所はありますか?

そう伺ってみると、ご主人も奥様も、「お風呂」だと。

お風呂を見せて頂くと、壁と天井が杉板で覆われている「木のお風呂」。ものすごく優しい空間になっています。やっぱり「木の雰囲気」は、落ち着きます。

ご主人も、「お風呂が本当にゆっくりする」と。入浴が、とても寛げる時間になるそうです。

もうひとつご主人のお気に入りの場所が、「2階のロフト」。

梁を見せた2階の天井に、ロフトが造られています。秘密基地みたいな雰囲気の場所。そのロフトの窓からは、昼間は円山川の流れが。夜は星空が見えます。寝そべっていると、とっても気持ちのいい場所になるそうです。

それに、「梁が見えるのも、とてもいい」と。頑丈そうな梁の雰囲気は、なんだか心が落ち着く感じがします。

リビングのストーブ(ペレット・ストーブ)も、すごく活躍するそうです。

冬は、もちろん暖かく、家族がストーブの周りに集まり“家族の時間”を演出してくれるそうです。

ストーブには、人を惹き付ける魅力があるんですよねぇ~。暖かくて、居心地が良くて。

とにかく明るい子ども達がキラキラしていて、ご家族みんながとても仲良しなのがよく伝わってくるN様ご家族でした。「寒さ」と「湿気」で大変だった旧宅が、「友達に自慢できる家」、「友達を呼びたくなる家」になったというお話が、とても印象的でした。「家」は、家族にとって大切な場所なんだなぁ~と、改めて感じる取材でした。

インタビューを終えて

とにかく、元気で明るい子ども達が印象的なN様ご家族。
「毎日、家族でたくさんの明るい会話があるんだろうなぁ~」と感じるキラキラしたご家族。

個人的には、キッチン、ダイニング、リビングが程よい距離にあること。リビングが畳みになっていることで、リビング・ダイニングがすごく落ち着く空間になっていること。そのため、とても会話が弾む雰囲気になっているように感じたことなど、まさに「家族団らんの空間」といった感じでした。