現在進行中の家

以前は田園風景の中にあった家。土地開発が進み、現在は店舗や家屋が建ち並ぶ地域に。「このような住宅地でも周囲の視線を気にせず、大きな窓と広いウッドデッキがある暖かく明るい家で3世代がのびのびと暮らしたい」という願いを叶えるため、住み慣れた家を解体し新たな家づくりのはじまりです。

この場所に家が建てられたのは大正14年。そこからほぼそのままの形で94年、約1世紀近くが経ち、今回の改築を決断されました。家の中には、ご主人が「もういらない」とおっしゃった建具が。実際に見てみると、本物の木でできた立派な建具でした。「これは残さなければいけない」と思い、この家の歴史ともいえる建具が、1階全体の改築と共に引き継がれます。

この家に暮らすのは、ご夫婦とそのお母さん。足の悪くなったお母さんが今後使う部屋とダイニングキッチンとの動線を良くするのを1番に重視した改築工事です。家の動線がよくなることで、その家に住む人同士の繋がりがよくなります。ちょっとしたことで大きく生活が豊かに変わります。さらに山側に抜けるところの窓には、大きな木製サッシを取り付けることで、開放感のある空間を実現させます。