窓をあけて、春を招く|但馬の木の家と清明の暮らし

投稿日:2026.04.10

みなさまこんにちは☺

七十二候では「鴻雁北(こうがんかえる)」の頃。冬のあいだ日本で過ごしていた雁たちが、北の大地へと帰っていく時季です。

ここ但馬では、春の嵐がやってきて強い風が吹く日が続いています。桜の花びらがひらひらと舞い散る景色は、それはそれでとても美しいんですよね。今年は割と桜が長持ちしてくれた印象で、たっぷり楽しませてもらいました🌸

そして桜のあとには、新緑の季節がやってきます。モデルハウスの玄関先でも、木々の芽がふくらんで小さな葉っぱが次々と開き始めました。この芽吹きの瞬間が、私は大好きなんです^^

さて、今日は「窓をあける」という、とてもシンプルな春の楽しみについてお話しします。木の家で暮らしていると、この季節の窓をあける瞬間がちょっと特別なものに感じられるんです。

 

■ 清明のころ、窓をあけるということ

施工事例(2023年竣工):改築「不変との調和」

二十四節気の「清明」は、すべてのものが清らかで明るくなるという意味を持っています。
まさにこの頃の但馬の空気は、冬の重たさが抜けて、澄んでいて気持ちがいい。窓をあけた瞬間、外の新しい空気がすうっと家の中を通り抜けていく。

里やま工房の家づくりでは、風の通り道を考えた窓の配置や高低差を活かした空気の流れなど、いわゆる「パッシブデザイン」の考え方を大切にしています。だから窓をあけたときの空気の入れ替わり方が、とても気持ちいいんです。家じゅうの空気がふわっと循環して、木の香りと外の新鮮な空気が自然に混じり合う。あの感覚は、設計の段階から風の流れを考えた家ならではだと思います。

…とはいえ、春は花粉や黄砂、PM2.5が気になる季節でもありますよね。「窓をあけたいけど、あけられない」という方も多いのではないでしょうか。実際、この時季は部屋干しの需要がぐんと高まりますし、洗濯物を外に干すのをためらう日もあります。

だからこそ、家そのものの「空気の質」が大切になってくるんです。無垢の木や漆喰といった自然素材は、窓を閉めていても室内の湿度や空気をおだやかに整えてくれます。
ビニールクロスやサイディングで囲まれた空間とは、空気の「質感」が違う。うまく言葉にするのは難しいのですが、”呼吸している家”の空気には、どこかやわらかさがあるんですよね。

窓をあけられる日は思いきり春の風を楽しんで、花粉や黄砂がつらい日は窓を閉めていても心地よく過ごせる。そんな「どちらの日も安心できる家」が、自然素材の家の強みだと感じています。

 

■ 外と中をつなぐ仕掛け — 土間、ウッドデッキ、大きな窓

施工事例(2025年竣工):古民家再生「土にふれる」

里やま工房の家づくりでは、「外と中の境界をやわらかくする」ことを大切にしています。

たとえば、土間。靴のまま出入りできる土間は、庭仕事の合間にちょっと腰をおろしたり、採れたての山菜を広げたりするのにぴったりの場所です。お子さんのいるご家庭では、外遊びから帰ってきた子どもたちの「ただいま」の場所にもなります。泥んこの長靴を脱いだり、虫かごを置いたり、ちょっとした遊び道具を広げたり。春になると、土間のありがたさがいっそう増す気がします。

ウッドデッキもまた、春に本領を発揮する場所です。リビングからそのまま一歩踏み出せば、庭の風景がぐっと近くなる。お茶を飲みながら花が咲くのを眺めたり、お子さんが裸足で走りまわったり、鳥の声に耳を傾けたり。そんな時間が、何気ないけれど豊かなんです^^

前述したパッシブデザインの考え方は、こうした「つながり」の設計にも活きています。窓の配置ひとつで春風の通り方はまったく変わりますし、ウッドデッキへの開口を大きくとることで、風も光も自然に室内へ届く。完成した家で初めての春を迎えたとき、「窓をあけただけで気持ちいい」と言っていただけると、やっぱり嬉しいものです。

 

■ 春の音を聴く家 — 五感で味わう季節のうつろい

施工事例(2025年竣工):新築「みんなのバル」

木の家で暮らしていると、春は「目で見る」だけでなく、五感で味わう季節だなと感じます。

窓をあけたとき、庭先の木々が風に揺れる音や、どこかで鳴いている鳥の声がふっと聞こえてくる。大自然のなかでなくても、ちょっとした庭の草木や軒先を通り抜ける風の音で、春の気配は十分に感じられるものです。

また、里やま工房でお選びいただくことの多い木製サッシには、もうひとつの良さがあります。
窓を閉めたときの気密性がとても高いので、外の音が驚くほど静かになるんです。交通量の多い道路沿いや、ご近所との距離が近い住宅地でも、窓を閉めれば室内はしっかり静か。窓をあけて春の音を楽しむ時間と、窓を閉めて静かに過ごす時間。その切り替えがはっきりしているのは、木製サッシならではだと思います。

足の裏から伝わる感触も、季節によって変わります。
冬はひんやりしていた杉の床が、春になるとほんのりあたたかく感じられる。素足で歩くのが楽しくなるこの頃、「ああ、木の家でよかったな」と思う瞬間です。

 

■ 春の風景を暮らしに重ねて

 

モデルハウスの周辺では、このところ毎日のように景色が変わっています。山が少しずつ淡い緑に染まっていく様子は、本当に見飽きることがありません。

家づくりの相談にいらっしゃるお客さまに、「どんな暮らしがしたいですか?」とお聞きすると、「季節を感じられる暮らしがしたい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

それは決して特別なことではなくて、朝、窓をあけて深呼吸すること。ウッドデッキに座って庭を眺めること。木の床を素足で歩いて、ひんやりしたり、あたたかかったりする感触を楽しむこと。

そういう小さなことの積み重ねが、「季節を感じる暮らし」なのだと、私たちは思っています。

 

🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 🌸 🌿 

春の空気感や自然素材の心地よさを、実際の住まいで体感してみませんか?

里やま工房のモデルハウスでは、室内の空気感、自然素材の質感、家事動線の工夫を、ゆっくりご覧いただけます。
「まだ具体的じゃないけれど…」そんな段階でも大歓迎です。

 


古民家再生や、新築・改築リフォームのご相談も随時受付中です♪
里やま工房のこれまでの家づくりの実例や、実際の空気感をぜひご覧ください。

お待ちしております☺

▶︎ 但馬・京丹後の注文住宅|里やま工房の 施工事例を見る

▶︎ モデルハウスのご案内はこちら

▶︎ 資料請求・お問い合わせはこちら

 

 

ブログ検索

アーカイブ