現在進行中の家
「繭(まゆ)」は、カイコなどの昆虫が成虫になる前に自分の体から糸を出して作る保護的な殻のことです。外敵から身を守る自然の防御システムでもあり、外部に邪魔されず、自然に自分らしく過ごせる空間、気を遣う事なくオフにできる空間が必要です。住宅では、曲線的な壁や天井、自然素材の温かみ、適度な閉鎖性、内部に集中した採光などで「繭」のような包まれる感覚を表現できます。外の世界の騒がしさから一時的に身を守り、内側で静かに自分の時間を過ごせる住まいというイメージです。
自宅兼レッスン教室としては、使いやすさや通われる皆様も居心地が良いほうが
リラックスしてレッスンを受けることができます。
家族団らんと、家での時間を楽しむのはもちろんのこと、人目を気にせず
暮らせる理想の木の家
現代の暮らしでは、土にふれる機会もほぼなくなり、お金を払ってできたものを購入する事が多い時代になってしまいました。豊かな生態系を維持している森の循環は、絶妙なバランスで成り立っており一度壊れると簡単に直らなくなってしまいます。私たちの生活する住宅の木材も、土から生まれ、加工し、家を支える構造材となっています。暮らしが豊かになり、ボタン一つで何でもできるようになりましたが、人の暮らしの原点は土から始まっており、土にふれる作業や活動が終わると心地よい疲れと、清々しい気分になると思います。
居室と庭の距離を近くに感じ、家での時間を楽しむ理想の家。



































