蛍宵と梅雨の木の家|自然素材が調える、但馬の湿気との付き合い方
みなさまこんにちは☺
七十二候では「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」の頃。湿った草むらに蛍の光がともりはじめる、梅雨の真っ只中の時季です。
モデルハウスのある里山では、今のところ空梅雨が続いています。本日も朝から晴天で、ジメジメした感じはあまりなく、朝晩は気持ちよく過ごせているのですが、日中は30℃近くまで気温が上がっています。
田んぼの稲はもちろん、畑仕事も忙しい時期。そんな中で、梅雨らしい雨がまだ少ないぶん、ひと雨ひと雨がとても貴重に感じられます^^
さて、この時期にお客様からよくいただくご質問があります。「梅雨の時期、木の家は湿気が大変じゃないですか?」というもの。実はこれ、自然素材の家だからこそ、少し違うお話があるんです。今日は蛍が舞う里山の季節にちなんで、木の家と梅雨の暮らしについてご紹介します^^
■ 木や漆喰は、呼吸している
私たちが使う無垢材や漆喰、聚楽壁には、空気中の水分を吸ったり放ったりする「調湿」の力があります。
このお話、里やま日記でも何度かご紹介しているのですが、この季節になるとやっぱり触れたくなってしまいます。
湿度が上がると水分を吸収し、乾燥すると放出する。この自然なサイクルが、室内の湿度を穏やかに調えてくれるんです。
たとえば漆喰の壁。細かい多孔質の構造が、梅雨時の湿気をやさしく受け止めてくれます。一般的なビニールクロスと違って湿気が壁の表面にこもりにくく、カビが生じにくいという特徴があります。
無垢の木の床も同じです。梅雨時も素足で歩いたときのべとつき感が少ない、というお声を入居後のお客様からよくいただきます。もちろん、換気や通風との組み合わせが大切なのですが、素材が持っている力はやはりあるんですよね。
家全体に自然素材をたっぷり使うと、空気感がまるで違います。リフォームや新築のご見学に来てくださったお客様が、「なんか、ここ空気が違う」とおっしゃることがよくあるんです。言葉にしにくい感覚なのですが、素材が生きている証だと私たちは思っています。
■ 深い軒と通風設計が、梅雨の蒸し暑さをやわらげる

里やまの家づくりでは「深い軒」にこだわっています。これは雪や風雨から外壁を守るためでもありますが、梅雨から夏にかけての高い日差しを遮るためでもあります。
軒が深いと、雨の日でも窓を少し開けておけます。空気が動くと、じめっとした感覚がぐっとやわらぎます。「雨の音を聞きながら窓を開けておける、それだけで気持ちが違う」と入居されたお客様がおっしゃっていました。
また、但馬の気候に合わせた「通風設計」も大切にしています。南北や対角線上に風の通り道をつくることで、梅雨時も自然の風が家の中を流れるよう計画します。エアコンだけに頼らない、パッシブな涼しさです。
■ 蛍が舞う里山の夜に、思うこと
「蛍が出はじめたよ」——この時期になると、あちらこちらからそんな声が聞こえてきます。モデルハウス周辺ではまだ確認できていないのですが、近くの里山や川沿いで見かけたという話をちらほら耳にするようになりました。
蛍は、きれいな水と豊かな自然がなければ生きられません。但馬・京丹後というこの地に根を張って家をつくってきた私たちにとって、蛍の光はいつも「この場所で暮らすことの豊かさ」を思い出させてくれます。
自然素材の家も、同じだと感じています。木の香り、漆喰の質感、土壁の温かみ——それは、自然の恵みをそのままいただいて生まれるもの。梅雨のじめじめした日も、木の家の中ではどこか落ち着いた、やさしい空気が流れています。
窓の外の雨の音を聞きながら、家の中でゆっくりとした時間を過ごす。そんな梅雨の暮らしも、悪くないものだと思いませんか。
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梅雨の季節の木の家の空気感、ぜひ実際にモデルハウスで体感してみませんか?
里やま工房のモデルハウスでは、室内の空気感、自然素材の質感、家事動線の工夫を、ゆっくりご覧いただけます。
「まだ具体的じゃないけれど…」そんな段階でも大歓迎です。
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